「お金」に関する本ブログ

お金に関する本の感想とかです。銀行員3年目。FP2級、簿記2級、行政書士、TOEIC730。

『これだけは知っておきたい「資金繰り」の基本と常識』小堺桂悦郎

 

これだけは知っておきたい「資金繰り」の基本と常識

これだけは知っておきたい「資金繰り」の基本と常識

 

 

オススメ度:★★★★☆

 

前回記事の最後に今回もキャッシュフローに関する本を紹介すると書いてましたが、今回は資金繰りの本ですね。

キャッシュフローと資金繰りってどう違うの?

って思う方もいるでしょうから、違いは今度書きます!

 

本の感想としては、中小企業の経営者の方、銀行との融資交渉の必要がある方は読んで損のない内容です。

 

著者は税理士なんですが、これまで2100社の中小企業に対して銀行との融資交渉を助言し、相談にのった融資案件は総額150億円、しかも税理士の前は銀行員という経歴の持ち主です。

したがって本書も、銀行との融資交渉を有利に進めるための内容となっています。

 

第1章が資金繰りに関する一般的知識、第2~6章は銀行からの融資に関する内容になっているので、「資金をショートさせないようにしましょう!」「そのために銀行との融資交渉はこうしましょう!」って感じですね。
「資金繰りについて勉強して、経営に活かしたい」という目的の方にはちょっと違います。

 

銀行側が融資相談を受けたときの考え方などが事実で書かれているので、経営者の方からしたら参考になる点があるのではないかと思います。

融資の際は黒字だから借りれる、赤字だから借りれないという単純なものではないので、銀行がどこを見てるかなど、もっと詳しく知りたい方は是非読んでみてください。

 

以上、経営者の方向きの一冊でした~。

 

お金に関する他のジャンルの本についても書いていきたいですね。

 

これだけは知っておきたい「資金繰り」の基本と常識

これだけは知っておきたい「資金繰り」の基本と常識