「お金」に関する本ブログ

お金に関する本の感想とかです。銀行員3年目。FP2級、簿記2級、行政書士、TOEIC730。

【雑記】キャッシュフローと資金繰りの違いって何?

ひとつ前の記事で
利益=お金じゃないよ!
お金はキャッシュフローと資金繰りだよ!
みたいなことを書きました。

さらにそれまでの記事で3冊の本を紹介してますが、2冊が「キャッシュフロー」、1冊が「資金繰り」でした。

んじゃキャッシュフローと資金繰りの違いって何?
って思いますよね。 

一言で言えば「似てるけど全然違う!それぞれ目的が違うもん!」です。

全然説明になってないですね。

 

【似てる部分】

キャッシュフローと資金繰りってどっちも「利益」じゃなくて「お金」の出入りを管理する点というではあんまり変わりません。

 

【違う部分】

違う部分はいくつかありますね~

キャッシュフローキャッシュフロー計算書、資金繰りは資金繰り表を使います

大げさな例えですが、貸借対照表と損益計算書は全く別物ですよね。
それと同じで、使うものの様式が違えばそこから得られる情報も違ってきますね。(これ、めちゃめちゃ大事なことです)
いい画像の貼り方が分からないので、興味ある方は「キャッシュフロー計算書」と「資金繰り表」それぞれ調べて、改めて見てみてください。(申し訳ありません)

キャッシュフローは過去の情報、資金繰りは将来の情報

キャッシュフロー計算書で分かることは「今期の決算は黒字だったけど、現金はこれだけ増えた(減った)のね。」ってことです。
また、資金繰り表から分かることは「今月いくら入金があって、来月これだけ支払いがあるのか。3カ月後に大きい支払いがあるからお金足りないじゃん。」とかです。

今が平成28年9月なんで、キャッシュフロー計算書って例えば平成27年9月~平成28年8月くらいのことが書いてますよね。
一方資金繰り表は平成28年10月以降のことが書いてます。
という感じで、様式が違うから得られる情報も過去のこと、将来のことって違いますね。

キャッシュフロー計算書は様式は決まってる、資金繰り表は様式は自由

キャッシュフロー計算書ってどの会社が作っても様式って2種類しかないんですよね。(私の知識不足でなければ直接法と間接法の2種類)
そんで半年間だろうと1年間だろうとだいたいA4一枚の一表で表せます。
資金繰り表は月次のものがあったり週次のものがあったり、もっと細かく入出金が知りたければ、日時のものを作ったりしますね。
あと、3カ月分なら縦4行、A4用紙一枚くらいで済みますが、12カ月分ならそれだけ横長になるんでA3用紙くらいになります。

・得られる情報はキャッシュフロー計算書>資金繰り表?

これは私見ですしちょっと極端ですが、資金繰り表はいつ入出金があるかを知るくらいのものです。
それに比べてキャッシュフロー計算書って現金の増減だけじゃなく、不良資産があるんじゃないか~、設備投資が正解だったか~とかまで分かりますからね。

 

以上、長くなってきたんでこんな感じです!
はじめに言いましたが、それぞれ目的が違うんで、どっちが優れてるとかはなくどっちも大事です。